人気ブログランキング | 話題のタグを見る

こんな2作品   

2008年 08月 11日
こんな2作品_d0114841_20505349.jpg『さらば、ベルリン』
2006年/アメリカ




終戦直後のベルリンを舞台に、「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督が、40年代ハリウッド黄金期の名作のスタイルを踏襲して描き出す全編モノクロ映像による歴史ミステリー・サスペンス。原作はジョゼフ・キャノンの同名小説。1945年、ベルリン。ポツダム会談の取材のため、ベルリンにやって来たアメリカ人ジャーナリスト、ジェイク。彼は、かつてベルリン駐在時代に不倫の関係にあった女性レーナのことが忘れられずにいた。そのレーナと思いがけない再会を果たすが、彼女は、ジェイクの運転手をしている米軍兵士、タリーの恋人となっていた。そんな矢先、そのタリーが謎の死を遂げ、ジェイクは真相究明に乗り出すが…。


スティーヴン・ソダーバーグと舞台のベルリンに惹かれ観たけど
ものすご~く期待はずれ。
モノクロにすることによって時代・サスペンス感を出したつもりが
新しい映像に、40年代の黄金期風に色づけしてみた!程度で
逆効果にしか思えなくて。
ストーリー自体はそれなりのサスペンスで嫌いではないけど
映像に邪魔され残念な結果となってしまったなぁ・・



こんな2作品_d0114841_21113772.jpg『左利きの女』
1978年/西ドイツ




『アメリカ,家族のいる風景』のヴィム・ヴェンダース製作による人間ドラマ。夫と離婚したマリアンヌは8歳のひとり息子・ステファンを育てるため、昔勤めていた出版社を頼りにフランス語の翻訳の仕事を得るが…。


監督のペーター・ハントケと製作のヴィム・ヴェンダースが
敬愛する小津安二郎へ捧げた作品らしいが
小津安二郎作品をちゃんと観たことのない私には上手く理解できませんでした。
ほとんどセリフがなく映像と表情から読み取る手法だけに
ひたすら画面を追い続けなければならなく、かなり疲れました。
せめてラストで答えが見つかるのか?と追うものの
途中に絡むエピソードによって、ますます混乱させられました。

小津安二郎の気になる作品が数本あるので
それ観て出直してこい!ってことかな・・
(でも、もう二度と観ないと思うけど)

by wanaseikatu | 2008-08-11 21:09 | 映画