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ピロリ菌   

2007年 10月 28日
ピロリについて調べてみた。
ピロリ菌と慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんのサイトより)

慢性胃炎の治療=「ピロリ菌の除菌」
いままで慢性胃炎の治療は制酸剤や消化剤などの対症療法でした。

原因がピロリ菌であることがわかり、根本的な治療の時代になりました。

ピロリ菌に殺菌作用のある抗生物質を飲むことで
慢性胃炎の原因を断つのがこれからの主流です。

一般に「ピロリ菌の除菌」と呼ばれるもので
2000年秋より日本でも健康保険による除菌(潰瘍の方のみ)が始まりました。

ピロリ菌除菌にどんな薬を使うか?
3種類の飲み薬(胃酸を抑える薬と抗生物質・・・
アモキシシリンとクラリスロマイシン)を7日間、飲むだけです。
注射も入院も不用で費用も保険が効く場合は数千円ですみます。
・・・非常に簡単です。

ピロリ菌への有効率は?
除菌の成功率は平均8割です。
(報告者、地域により差が大きいですが、その違いの原因は不明です)

除菌後、再感染する危険は?
除菌が成功した場合、再感染することは稀です。
ピロリ菌が胃にすみつく最大のチャンスは私たちが幼期の時だけのようです。
予防法ですが、そもそも「感染ルート」が解明されていないので、確立されていません

保険は効くか?
現時点の日本の保険制度では「潰瘍」のみに限定されています。(海外も事情は似ています)
残念ながら慢性胃炎だけでは検査も除菌も保険適応ではありません。
理由は経済的なものです。
感染者があまりにも多く、全員を除菌したら医療費が膨大になるからです。

胃炎は除菌すべきか?
当初は「ピロリ菌感染者が非常に多いので、全員を除菌するのは大変。
胃炎が強い人を除菌の対象にすべきだ」と考えられていました。
しかし、最近の「臨床研究」では除菌による胃癌の抑制効果は
胃炎が軽い人ほど大きいことがわかりました。
この考えからは「胃炎が軽い人ほど除菌すべき。
胃炎が進行したら除菌のメリットは小さい」といえます。
胃癌が心配、今すぐに除菌したい・・・・という方には健康保険は使えませんが
「自費」で除菌するという選択肢もあります。


自由診療による除菌について
厳密には保険診療をおこなう通常の医療機関が、自費診療(自由診療、保険外診療)をおこなうのは「混合診療」といいまして「違法行為」とされています。ただ、医学的に正しい治療については、医師の判断にゆだねられ黙認されるのが実情です。ピロリ菌の除菌は潰瘍患者さんの除菌が保険適応になる前から、広く混合診療で行われてきました。問題は価格と副作用です。
自由診療の料金は医師が自由に決めてよいため、施設ごとに異なります。除菌薬の納入価格(原価)は6~7千円です(例 ランサップ400は1シート897円x7日分=6279円)これに「処方、服薬の指導料、診察料(=医師の利益)」が、上乗せされます。医師が自由に決められるといっても、やはり「良識の範囲」があります。相場は1万円~5万円です。5万円以上の料金は、どうかと思います
除菌の副作用で重篤なものは稀ですが、万一の場合、自由診療では、患者さんは製薬会社に対して損害賠償を請求することはできません。患者さんはこの点を了解しておくべきです(これはサプリメントと同じです。全て患者さんの自己責任になります)
自由診療とは逆に胃の炎症を強引に潰瘍と診断して保険で除菌するという医師もいます。しかし、これはりっぱな「不正行為(保険費の不正請求)」です。お勧めはできません。


↑となっていました。
どう思います!?

by wanaseikatu | 2007-10-28 00:34