人気ブログランキング | 話題のタグを見る

読んでおきたいこの100冊   

2013年 09月 07日
SONY Reader Storeの無料ダウンロード

読んでおきたいこの100冊_d0114841_22174979.jpg風の又三郎
著者:宮沢 賢治

九月一日、谷川の岸の分校に北海道から転校して来た少年がいた。高田三郎という。その朝、三郎がみんなを見回すと強い風が吹いた。ちょうど二百十日に現れ、名前も三郎であるところから、嘉助たちは、少年を「風の又三郎」だと言った。三郎と過ごす日々の中、嘉助は、「あいつは風の神」だと気付く。「雨はぎっこぎっこ雨三郎/風はどっこどっこ又三郎」。ある朝、唐突にまた三郎は転校していってしまった。

読んでおきたいこの100冊_d0114841_22201431.jpg銀河鉄道の夜
著者:宮沢 賢治

少年ジョバンニは、漁に出たまま帰らない父と、病に伏せている母をかかえていた。学校の授業をおえると、活版所で活字を拾う仕事をして銀貨を1枚もらい、パンと角砂糖を買って帰る。ある夜、星祭へ出かけるジョバンニ。しかし同級生にからかわれ、一人寂しく町はずれの天気輪の柱の下で銀河を仰いでいるうち、疲れから眠ってしまう。気がつくと、そこは銀河鉄道の中だった。


読んでおきたいこの100冊_d0114841_22213985.png農民芸術概論綱要
著者:宮沢 賢治

宮沢賢治は岩手を愛し、農村を愛していた。新しい農村を作るべく、農民たちに農業技術や科学、エスペラントなどを教える「羅須地人協会」を設立。そこで「農民芸術」の講義は行われた。「農民芸術概論綱要」は、十章に分かれた農民芸術の宣言文であり、宮沢賢治の芸術観がつまった哲学書でもある。



読んでおきたいこの100冊_d0114841_2222599.png春と修羅
著者:宮沢 賢治

宮沢賢治が生前、唯一出版した詩集「春と修羅」。同名の詩の中にある一文、「おれはひとりの修羅なのだ」という言葉に、賢治の険しい生き様が見て取れる。心象スケッチと自ら名付けた、自身の心のうねりをそのまま映し出したかのような詩は、時に難解に、時に単純に紡がれ、その文字列さえもうねる様にレイアウトされている。


読んでおきたいこの100冊_d0114841_22243217.pngポラーノの広場
著者:宮沢 賢治

昔、モリーオ市郊外の野原には、市民達が集って祭りを楽しんだというポラーノの広場があった。そこでは、どんな人でも上手に歌うことができるという。博物局員のキューストは、少年のファゼーロから、最近ポラーノの広場が復活したという話を聞く。その場所へ行ってみると…。

by wanaseikatu | 2013-09-07 22:15 |