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ポランの検査結果   

2009年 02月 05日
先月27日(火)に腫瘤摘出手術をしてから2日間は寝たままだったポラン。
木曜日の夜ぐらいから、やや体も楽になったようで歩きだし
これでやっと一安心できると思っていました。
金曜日の夜、足元のふらつきが気になるものの
数日寝ていることが多かったので痺れ?一時的なものだろう
翌日病院へ行くつもりだったので、気になれば聞いてみようと思う程度で
あまり深くは考えていませんでした。

翌朝、足もとのふらつきがさらに酷くなり左側の体に異変があるのか
ふらふらと左寄りに歩き壁や物にぶつかるので
午前中に病院へ連れて行き診てもらうことに。
いつもは診察台の上に立ったままで「落ちるよ~」と言いながら支えているのに
この日は立ち上がることも出来ずにいる。
歩き方を診てもらう頃には平行感覚を失ったのか?と思うくらい
まっすぐに歩くことも出来ず、転倒しそうになるほど。
あまりの急変ぶりに先生から告げられたのは・・
「摘出した細胞の検査結果はまだ出ていないけど
(急遽細胞検査した)胸部の急激な腫れ具合から考えてみても
悪性の可能性が強く、神経系に何らかの影響を及ぼしている可能性が高い」
ポランの様子や先生の言葉を聞きながら涙が押さえきれず次々溢れ出し
頭が真っ白になったまま病院をあとにしました。

それからネットで悪性腫瘍についてさらに調べたり
もしこのまま寝たきりになったら!?と心配になりながらも
何かをしなきゃと思いつつ、ペットの介護用品を見に行く。
そこに店の人ではない女性のメーカーさんがいて
「何歳になるんですか?」と声をかけられる。
最初は普通に答えていたけど、だんだん冷静さを失い思わず泣いてしまう・・始末。
その方もゴールデンを飼われていて(一匹は亡くなられたそう)介護中で
こういうのが役にたつとか色々教えてもらいました。
土曜日にはここにいるので、何かの相談に乗れるかもしれないから
良かったらまた来て。と優しい言葉にさらに涙が・・。

その夜、検査結果が出たようで病院より連絡があり
悪性腫瘍の告知を受けました。

(札幌の病理組織ラボからの病理組織学的診断書より)
病理組織診断 頚部、背部:血管肉腫
          左脇:粘液肉腫
摘出された頚部、背部の腫瘍は血管由来の悪性の腫瘍と診断されます。
皮膚の血管肉腫では、脾臓などに発生する場合と比べ、やや悪性度は低いものの
再発や皮膚転移、肺への遠隔転移が報告されています。
今回2ヶ所に病変が形成されていることから、脾臓などの血管肉腫の皮膚への転移の
可能性も考えられます。悪性度の高い腫瘍であることから、予後の注意が必要です。
左脇の腫瘍では、腫瘍細胞間には顕著な粘液が含まれており、粘液肉腫と診断されます。
(略)
低悪性の軟部組織肉腫に分類されますが、再発度の高い腫瘍であることから
摘出後も再発に対して注意が必要です。



  ≪血管肉腫≫
  発生年齢の平均は8歳~の高齢ですが、希に若い動物にもみられます
  大型犬に多く,特にジャーマンシェパード、ゴールデンレトリーバーなどは
  最も発生の多い品種という報告があります
  血管肉腫は3大悪性腫瘍と言われており、発見の如何では腫瘍の破裂から死を招きます
  通常は皮膚以外にできる血管肉腫の予後は良くありません
  皮膚にできるものの中で、真皮を侵すタイプのものに限っては生存期間が長いという
  データがありますが、皮膚以外の発症については腫瘍化した部位を摘出しても
  再発率が非常に高く、術後の平均生存期間は2~6カ月とされています


血管肉腫だけであれば化学療法を薦めるけれど
粘液肉腫部分がさらに腫れている現状(今週水曜日の状況)と
歩行などの左側部分の神経系の異常からみても
効果に期待できなく、副作用のリスクも考えると
ポランにとっていいとは言えないから薦めることができないそうです。
飼い主である私たちの意向が一番なので相談していきましょうと。

今はどうすべきなのか、ポランにどうしてやればいいのか分かりません。
寝ていることが増えたけれど、歩行困難は少し落ち着き
見かけはいつもと変わらず元気に見える。
それでも体に侵された腫瘍は徐々に悪影響を及ぼすだろう。
いつか・・訪れる最期の日をポランが少しでも苦しむことなく
迎えられるようにしてあげなければいけない。

ポランの検査結果_d0114841_3333068.jpg
一緒の時間を大切にしていこうね。
頑張ろうね。ポラン!!




残された時間を少しでも多く
過ごせますように・・

by wanaseikatu | 2009-02-05 02:15 | わんこ