こんな本 |
2010年 08月 31日 |
著者:吉行 淳之介
「ややや」と驚く場合にもいろいろなタイプがあるという、表題作「やややのはなし」をはじめ、からだの話、酒の話、本の話、ライター、万年筆など男の小道具の話、子供のころの話、そして美人の話など、縦横無尽に語られるとっておきの話。ホンモノの大人の粋と洒落っ気がどの一篇にも漂う、玉手箱のようなエッセイ集。
『もの食う人びと』
著者:辺見 庸
人は今、何をどう食べているのか、どれほど食えないのか…。飽食の国に苛立ち、異境へと旅立った著者は、噛み、しゃぶる音をたぐり、紛争と飢餓線上の風景に入り込み、ダッカの残飯からチェルノブイリの放射能汚染スープまで、食って、食って、食いまくる。人びととの苛烈な「食」の交わりなしには果たしえなかった、ルポルタージュの豊潤にして劇的な革命。「食」の黙示録。
『いつも心にイタリアを』
著者:アレッサンドロ ジェレヴィーニ
僕が育ったイタリアって、いったいどんな国なんだろう?米国、韓国、そして日本と、母国を離れて生活してきた著者だからこそ見えてくる、その素顔とは。外国で出会う同国人を信用しない!?美食の国が苦しむダイエット問題。カサノーヴァに学ぶデート術。TV番組まで時間にルーズ。日伊の冠婚葬祭の違い―。郷土愛溢れる知的なエッセイ。
『マンガ落語大全 鰻の幇間(たいこ)』
著者:高 信太郎
落語に入門書や解説書なんていらないよ。寄席とかホールに行きゃいいんだよ…とは言いつつも時間のない方、寸暇を惜しんでも噺に浸っていたい方に最適の、江戸の香あふれる、見る、読む落語全集。初心者から愛好家まで楽しめる本格落語=日本人の常識が23演目。あらすじじゃない、コママンガだから、登場キャラクターが生きている。ストーリーを読みつつ鑑賞のツボがわかる。
最近は読書時間があまりなく
お昼休憩の30分を(1時間ナイ)
お弁当食べながらの読書時間にしています。
この暑さは疲れやすく、夜もすぐにダウンすることが多くて・・
もう少し涼しくなれば読書の夜を過ごせるかしら?
by wanaseikatu | 2010-08-31 23:55 | 本